【体験談】初産・計画無痛分娩レポート#1
つい先日、待望の第一子を無事に出産することが出来ました!
本記事では私が体験した無痛分娩についてレポートします。
無痛分娩の種類
無痛分娩といっても病院によって種類があります。
- 自然に来る陣痛を待ってから麻酔を入れる通常の無痛分娩
- 予め出産日を決めておいて陣痛促進剤を使って人工的にお産を始める計画無痛分娩
以上の方法があり、私が通っている産院では❷の計画無痛分娩タイプでした。
分娩日を決定するまでの流れ
産院が定期的に行っている教室に参加し無痛分娩のメリットやデメリットについて理解する。
妊娠25週頃、無痛分娩で出産可能か検査を行いました。
妊婦検診とは別費用なので、5,000円前後です。
妊娠27週頃、再度無痛分娩外来へ。
検査結果に問題がなかったため、麻酔科医との面談を行いました。
その時に分娩日を決定し、同意書へサインし無痛分娩の予約完了です。
私の場合だと、分娩日は出産予定日の1週間前で、病院に麻酔科医が勤務している日になります。
入院日(出産日前日)
産院では、計画分娩の準備として出産日の前日に入院することになっています。
39週で入院です。
14:00 病院到着
入院グッズを持って病院へ向かいました。
到着後はすぐに採血、尿検、体重と血圧を測定しました。
14:30 赤ちゃんの様子チェック
お部屋で30分間NSTで赤ちゃんの様子を観察しました。
15:00 レントゲン撮影
骨盤の大きさを見るそうで、レントゲン撮影を行いました。
15:30 バルーン挿入
子宮口を広げるためと柔らかくするために、麻酔なしでバルーンを挿入します。
噂ではめっちゃ痛いと聞いていたので怖くてお股に力が入ります(涙)
お医者さんと看護師さんがカーテン越しに会話しているのが聞こえてきて
バルーンは40cc入れたみたいです。
これお股に力入れても大丈夫ですか?抜けたりしませんかね・・
入れた直後はそんなに痛みはなく、お股の違和感の方が強かったです。
その後は個室に戻り安静にすることに。
17:00 痛みが出てくる
たまに生理痛のような痛みが出てくる。
痛みのレベルは顔をしかめる程度。
18:00 晩御飯が出てくる
楽しみにしていた夕飯が出てきました♪
明日は出産まで絶食なので最後の晩餐です。
食後は処方されたカプセルのお薬を飲みました。
バルーンを挿入しているので、感染症予防だそうです。
20:00 本日最後のNST
個室にてNSTを30分間装着する。
バルーンのおかげか、お腹の張りがきているよう。
明日はお産になりますので、早めに寝て体力をつけてくださいね!
その後はテレビをみたり、夫とLINE電話をしたりして早めに就寝することにしました。
03:00 痛みで安眠できない
生理痛のような腰痛に襲われて安眠できません!
明日の朝には麻酔が入るから頑張ろうと思って朝まで辛抱。
出産当日
痛みのせいか浅い眠りのまま朝を迎えました。
朝7時頃、個人部屋から分娩室へ移動になりました。
07:30 内診
先生による内診。
バルーンを60cc追加し、合計100ccになる。
重い生理痛のような痛みに襲われる。
08:00 硬膜外麻酔開始
待ちに待った麻酔科医の登場です。
口に出したいほどでした…
座ったままの体制で背中に麻酔を入れてもらいました。
思っていたよりとても素早い処置で「え、もう終わった!?」と思うくらい。
痛みも全くなく、麻酔科の先生は神なのでは!!と感動しました。
麻酔を入れる時の感覚は、背中の一部に冷水が流れるような不思議な感覚です。
痛みはありません。
08:30 別室に移動
ナースセンターの近くの個室に移動。
色々なモニターを次々に付けられてベッドに寝ます。
9時からは絶食なので、その前にゼリー飲料を一つ食べておきます
09:00 陣痛促進剤を少しずつ投与
30分くらい経つとお腹の皮膚が痒くなってきました。
助産師さんに聞いてみると、無痛分娩の副作用のようです。
ちなみに、陣痛促進剤を入れてから出産までの道のりですが
初産と経産婦さんでは進み方が違います。
私は初産でしたので、夜に生まれるかな・・と淡い期待をもってましたね
10:00 尿道カテーテルを挿入
麻酔を入れた後は自由にトイレに行けないので、尿は看護師さんにとってもらいます。
尿道カテーテルと聞くと、痛いのかな?と思いますが麻酔が効いているため全く何も感じません。
私はラジオを聞いたりして時間を潰しました。
12:00 陣痛促進剤の量を増やす
少しずつ促進剤の量を増やしました。
お腹の張りが定期的にくるようになる!
13:00 子宮口3〜4cmになる
先生の内診で子宮口が3〜4cm開いたとのこと。
挿入していたバルーンが抜けてるので除去してもらうことに。
お股スッキリ!
痛みも何も感じないのでリラックスして過ごします。
このままスムーズに進めば19時〜20時くらいに産まれるかもと言われ、少しホッとする。
少し子宮口が開いたので、旦那の入室を許可していただきました。
14:00 子宮口5cm開く&旦那到着
先生による内診。
子宮口が5cmに開いてるとのこと。
お産を進めるために人工破水してもらう。
お股に器具のようなものを入れ込まれるが、全く痛みは感じません。
16:00 赤ちゃんが降りてこない
子宮口5cmのまま変化なし。。
促進剤の量もMAX入れてるのに、なかなか赤ちゃんが下に降りてこない。
明日になっても降りてこないならば、何か原因があるはずなので帝王切開も視野に入ると言われショックを受けました。
赤ちゃんが降りてきやすいように、体勢をあぐらに変更することにしました。
17:00 子宮口7cm開く
体勢をあぐらに変更したおかげか、子宮口が開いてきました。
18:30 長い陣痛がくる
今までと比べると比較的長い陣痛が来始めました。
この辺りから痛みを感じるようになり、初めてセルフで麻酔を追加しました。
19:00 子宮口変化なし
医師によるエコー&内診を行う。
子宮口は変化なし。
赤ちゃんが降りてこない原因が発覚。
向きがよくないそうで、骨盤に斜めになっているとのこと(涙)
赤ちゃんの向きを整えるために、右半身を下にしてベッドに寝ました。
19:30 子宮口8〜9cm開く&麻酔薬追加なしで猛烈な痛み
赤ちゃんの頭の向きがズレているので、麻酔薬を一時的に追加しないことになりました。
先生のお見立てでは「後1時間程度経つと子宮口は完全に開いてるだろうけど、赤ちゃんの向きが正常にならないと産まれない」とのことで、更に焦る(涙)
麻酔を追加できないので、痛みがどんどん強くなってきました。
今までは痛みを全く感じていなかったため、猛烈な痛みと帝王切開になったらどうしようという不安から泣き出してしまいました。
私が訳のわからないことを言ってる側で、旦那氏は必死に手を握りながらお腹に語りかけてくれていました。
麻酔追加していないので痛みがだんだん限界に・・・
看護師さんによると、今まで投与した麻酔が残っているのである程度の痛みは軽減されてるようです。
「喋れてるからまだ大丈夫よ♪」なんて言われてましたが、痛いものは痛いのです(涙)
20時過ぎ 分娩室へ
と助産師さんに訴えて再び先生に内診してもらうことに。
この辺の記憶が曖昧であまり覚えていませんが、おそらく赤ちゃんの向きは正常になり、子宮口も全開になったので分娩室へ行くことになったんだと思います。
麻酔が効いていて足に力が入らないので、看護師さんたちに介助されながら車椅子に乗せてもらいました。
この時もまだ数分間隔で鋭い痛みがきています。
分娩室へ到着後、すぐに分娩台へ乗せられます。
今までよりもより強い麻酔を入れてもらいました。
看護師さんたちが丁寧に教えてくれたので、分娩台で思い切って力を振り絞りました。
結構力入れてるんだけどな!?と思いながらも長年溜まった便秘を振り絞るイメージでお尻の穴にこれでもか!というくらい力を入れました。
切れ痔になろうがなんだろうが、その時はどうでも良かったです。
21:00 吸引分娩になる
想定より赤ちゃんが大きいことと、産道が固かったので吸引分娩に変更になりました。
旦那氏は立ち会い出産の予定でしたが、吸引分娩になったので立ち会い不可に(涙)
旦那氏には分娩室の前で待機してもらうことに。
21:03 ついに誕生!
お股に目を向けると本当に人が出てきてました!!
10ヶ月かけて一緒に頑張ってきた赤ちゃんがついに出てくるんだ!という感激から涙が溢れました。
そしてついに・・・21時03分。
看護師さん2人にお腹を押されながらと、吸引分娩という形で第一子を出産しました。
産まれてすぐの赤ちゃんを抱かせてもらい、余計に涙が出ました。
赤ちゃんが出てきたあとは、胎盤を取り出してもらいました。
私が出産した産院では初産の人は会陰切開する方針でしたので、その傷を傷を縫合してもらいました。
その後は点滴を投与され、お腹の上にアイスノンを乗せられたりして2時間ほど安静にして車椅子で個人部屋に帰ることができました。
無痛分娩で出産した感想
陣痛に耐える途中、赤ちゃんの頭の向きを正常に戻すために一時的に麻酔を追加できない時間帯があり、その時だけは陣痛の痛みに苦しみましたがそのほかは無痛でした。
これぞ無痛分娩!!!と断言できるほどに痛みを感じていません。
1番痛いと言われている、赤ちゃんが出てくる時も痛みを感じてないので叫ぶこともありませんでした。
とはいえ、自然であれ無痛であれ、産まれるまで何が起こるかわからないのが出産です。
個人的には体験しなくてもよい痛みなら体験したくないので、
もしまた授かることができたらまた無痛分娩で出産したいと思います。
無痛分娩で出産した後の体の変化などはこちらでレポートしています。
もしよければ合わせて読んでいただけると嬉しいです。